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ソニアボーカル教室Blog

ソニアボーカル教室のおしらせやスタッフの声をお届けします。

声帯はわずか1cm~1.5cmぐらいの長さのものですが、その中にはたくさんの筋肉があります。
声帯を閉じる筋肉、あける筋肉、伸ばす筋肉、縮める筋肉等さまざまな役割を持った筋肉があるのですが、それらの筋肉がバランスよく発達していると、どの音域もなめらかに発声できます。
ところが、人によっては同じ筋肉ばかりを使って歌っていることがあります。
そうすると一部の筋肉だけが発達し、それに相反する筋肉がまったく使われなくなり衰えてしまいます。
それまでの歌い方を喉づめ状態で喉に力を入れて歌ってきた人は、声帯を伸ばす筋肉(高い声を出す筋肉)が衰えてしまっています。
そのため高い音になるとまったく出し方がわからなくなってしまい、低い音を出す筋肉を使わざるをえなくなってしまうのです。
特に喚声点(地声と裏声の変わり目)辺りでこの現象は起きやすいようです。
これを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
声帯の筋肉をバランスよく発達させるための筋トレをすることです。
その筋トレは一瞬にしてできるものではないですから、即効性はありませんが、じわじわと効き始め、やがてどのような音域も安定して出せるようになります。

福和
歌っていてこのようなことがよく起こることありませんか?

例えば、ドレミファソラシドというように、低い音から高い音へ順番に上がっていこうとするとき、初めのうちは順調に高いところへ移っていってるのですが、あるところに差し掛かると急に音が低い音にになってしまう、高くしようとしているのにもかかわらず低い音になってしまうということです。
または歌を歌っていて低音部はまあまあ上手に歌えるのですが、高くなり始めりと、自分ではそのつもりはないのに、なぜか気づかないうちに1オクターブ低い音になったり、急に音がとれなくなる・・・というようなことです。
これ以上高い音はもう無理だから低い音で歌おうと自分で意図しているわけでもないのに、なぜか低い音が出てしまったり、音がわからなくなってしまうというようなことです。
心当たりのある人もいると思います。
私のように声出しや歌い方の指導をしているものからみると、このような人は10人に1人ぐらいの感じでいると思います。
なぜこのような現象が起こるのでしょうか?
喉があいてない?高い音の出し方がわからない?
もちろん、そうだと思います。
でも、それだけが原因ではないでしょう。
そのような人たちがそれまで、どのような歌い方をしてきたかを尋ねてみると、一様に歌が好きで熱唱してきたというタイプの人ばかりです。
特に喉を詰めるような発声の仕方をしてきた人が多いと思います。
そのために歌うときにいつも声帯の中の同じ筋肉ばかりを使ってきたということが推測されます。

長くなってしまうので、この続きは次回に掲載します。

福和