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ソニアボーカル教室Blog

ソニアボーカル教室のおしらせやスタッフの声をお届けします。

よく「鼻から吸って口から吐く」のがよい呼吸法だと指導しているところがありますが、これはまったくまちがった呼吸法です。
正しい呼吸法とは息を吸うという感覚を持たないようにして行うものです。
ソニア式呼吸法では、まず呼気(息を吐くこと)から始めます。
呼気が正確に適量の息で行われると、技巧的なことはしなくても、横隔膜は自然に吸気を呼び込みます。
わざと肺にたくさん息を入れようとすると、肺は強く膨張し、息は流れ出てしまうことが多いのです。
その結果息はかえって浅くなります。
無意識に自然にっ入ってくる息は肺のすみずみまで入るばかりではなく、いつ息継ぎをしたかもわからないのです。
これは聴く人のみならず、歌っている人にとってもどこで息継ぎをしたかわからないことが多いのです。

声帯は呼気がまったくなくても振動します
呼気によって声帯を振動させようとするときも、ほんの少しの息で構わないのです。
たくさん息を吸いこんでうたわなければいけないという考えをまず捨てましょう。
声区 
胸声(チェストボイス)→中声(ミドルボイス、ミックスボイス)→頭声(ヘッドボイス、ハイトーン)
というふうに大きくみっつに分かれています。
胸声と呼ばれる部分はいわゆる地声と言われている部分で一番安定感のある声が出ます。
ところが地声信仰が強い、地声の出し方しか知らない、喉を詰めて声を出しているなどの理由により高い音になっても地声だけで発声しようとする人が少なくないのです。
これは声帯を傷つけるばかりでなく、今後のボイストレーニングのためにも裏声を出す練習をしばらくの間続けることをおすすめします。
裏声と地声を完全に切り離すことができなければその融合であるミックスボイスやハイトーンは出るようにはなりません。
始めは息漏れ声の弱々しい裏声(ファルセット)でかまいません。
そこから先こそボイストレーナーの腕のみせどころです。
その弱々しいファルセットがでるようになり、喉をあけて閉鎖筋をうまく使えるようになれば、ロック歌手のようなハイトーンも夢でなくなります。
頭声は一番高い声ですが、ヘッドボイスと呼ばれるのは声帯の閉鎖がそれほど強くない柔らかな音色の高音で、クラッシック歌手が出すような声です。
それに対し声帯の閉鎖が強いハイトーンはロック歌手が多用するアタックの強い声です。
しかし、これをひとりで長い間やろうとすると、ほとんどの場合声帯を傷めることになります。
技術のしっかりしたプロのもとで訓練しましょう。